オリジナル商品の輸入(その1)

日本は周辺を海に囲まれていますので、輸入となると、船舶便か航空便のいずれかで行うことになります。船舶か航空かの選択は対象商品にもよりますが、輸送費が安くつく船舶便について記します。

港湾付近でよく見かける、大きな牽引車が引っ張っている鉄製の直方体を「コンテナ(FCL:フルコンテナロード)」と呼びます。さらに「コンテナ」は6面が密閉されたドライ型やコンテナ内の温度を一定に保つクール型、天井が無いオープン型など、数種の型があります。また、縦横高さは国際規格で決まっていて、20フィート、40フィート、40フィートハイキューブがあります。

家具や雑貨などは、ドライ型コンテナがよく使われています。では、ドライ型コンテナにどれぐらい積めるのか、数量を調べてみます。尚、コンテナは船舶輸送となりますので、波による揺れが発生します。なので、商品が暴れないようにするため、また商品1個当たりの運賃を低く抑えるため、隙間無く積み込む必要があります。船舶輸送は商品個数ではなく、コンテナ単位で運賃が変わってきますので、必要な商品数だけを注文するわけにはいかないのです。

積み込む商品の梱包状態での大きさが、幅60×奥行40×厚さ12cmとし、体積を求めると0.0288m3となります。20フィートコンテナの内寸は、幅2.34×奥行5.81×高さ2.39mで、容積を求めると32.493m3となります。よって、積み込める数は約1,130個となります。

机上値であり、実際には積み込み方などによって左右することになりますが、目安としてこれぐらいは積まなければならない、注文をしなければならない。ということになります。この場合、生産先からの要求として、20フィートだったら、1,100個の注文が欲しいということになります。

ここでは、単位をm3「立方メートル」としましたが、アジア地域では「才(さい)」を使うところが多いです。昔の単位でもある「坪」や「尺」などと同じ扱いです。1m3当たりの才は約0.0278才となりますので、この商品の才数は、0.0288m3÷0.0278m3/才=約1.04才となります。

  • 20フィートコンテナ:幅2.34×奥行5.81×高さ2.39m=32.493m3÷0.0278m3/才=約1,100才
  • 40フィートコンテナ:幅2.34×奥行12.04×高さ2.39m=67.335m3÷0.0278m3/才=約2,400才
  • 40フィートハイキューブコンテナ:幅2.34×奥行12.04×高さ2.684m=75.618m3÷0.0278m3/才=約2,700才

「才」の係数は覚えておきましょう。アジア地域では、「m3」よりも「才」が多く使われています。


投稿者: るかわ はやお

編集者の流川駿(るかわはやお)です。 長年、商品の広報や販促編集に携わり、現在はセールスライターとしてWEBに特化した記事制作とその指南活動をしています。