仕入計画(その3)

消化仕入と定額仕入、それともう一つ、生産仕入について記します。生産仕入とは、オリジナル商品を生産することです。消化仕入や定額仕入のオリジナル化のように仕入先のオリジナル商品を少し手を加え、在庫リスクを回避しながら自分のオリジナル商品するのと違い、自ら紙の上でデザインした商品が立体化させて仕入れることです。

最近では、中国の「アリババ」などが有名ですが、海外からの仕入れも簡単になってきました。しかし、数量や品質の面でハードルが高く、事業規模が小さいうちは現実的な選択肢ではありません。やはり、オリジナル商品の生産仕入は、出来る限り、国産で考えることが必要です。

ただ、国内の生産先も、当時の円高で、生産拠点を海外へ移したところも多いです。ですので、品質については日本式の管理方法を維持していることもあり、さほど問題ありませんが、数量は、工場の規模が大きいとハードルが高いところが多いです。ですので、10台や20台といった数量では困難でしょう。しかし、仕入価格に転嫁させることによって、数量の問題は解決できることもあります。交渉の余地はあると思いますので、駄目もとで相談してみましょう。

オリジナル商品を仕入れることで、特に気を付けなければならないことがあります。それは「支払い」です。国内取引の場合は、掛け払いが多いと思います。当月に仕入れが発生し、次月にこの分を支払うという仕組みです。初めて取引をする場合は、この限りではありません。前月に支払い額の半分を支払い、当月に仕入れ、次月に残りの半分を支払うという要求もあります。この辺りは、良好な関係が今後も築けると判断できるのであれば、要求を受け入れましょう。

海外取引の場合は、掛け払いという仕組みは無いと考えておきましょう。取引が大きくなり、信頼関係が築けるようになったらこれも可能でしょうが、ネットストアで販売するぐらいの数量では困難でしょう。私が在籍していた台湾工場では、1社あたりの生産数が、製造ライン占有率20%を超えるようでしたら、受け入れていました。支払回数が多いと、銀行決済手数料が余計に掛かっていたからです。

生産仕入は、注文後、30日から45日の時間が必要です。安定した供給をするためには、2ndロッドは非常に重要です。欠品して売り逃すとブランドイメージも悪い印象が付きますし、逆に売れない状況で2ndロッドが入ると資金の問題も出てきます。ですので、2ndロッドには特に気を使って下さい。


投稿者: るかわ はやお

編集者の流川駿(るかわはやお)です。 長年、商品の広報や販促編集に携わり、現在はセールスライターとしてWEBに特化した記事制作とその指南活動をしています。