ネットストアとオリジナル商品(その2)

オリジナル商品を販売する上で準備しておかなければならないことがあります。それは以下2点です。

  • どのようにしてブランド化するか
  • 販売計画数に沿った仕入が可能か

どのようにしてブランド化するか

「ブランド」とは本来、他社と商品を区別するための意味を持ちます。姿かたちだけではなく、「希少性」や「信頼性」といった価値も含んでいます。そのため、ブランドは事業者のイメージを印象付ける非常に繊細な部分です。同時に消費者の購入意欲を高め、売上に繋げなければならない部分でもあります。ブランド化するためには、繊細に且つ大胆な戦略が必要となるわけですが、先ずは、「商品の目的を明確にする」というところから始めなければなりません。

  • なぜこの商品が必要なのか

この一点に尽きると思います。この商品を手に入れることによって、あなたの暮らしが良くなる。あなたの苦労が無くなる。要は、このオリジナル商品は何かを解決する道具なのです。とアピールしなければなりません。アピールポイントをしっかりと分析、文章にし、消費者へ伝えることがネットストアでは特に重要です。

販売計画数に沿った仕入が可能か

オリジナル商品を生産するには生産工場との関係は密接でなければなりません。ネットストア事業者の多くは委託生産となるため、良い関係を作りが必要です。そして、可能な限り定期的に足を運びましょう。意気込みを感じてくれて、仕入れ条件も優しくなる場合があるかもしれません。その条件とは

  • 生産数量と仕入価格の関係

です。この関係は切っても切れません。多く注文して安く仕入れる。大手販売店はこの方法がとれるので、販売価格も低く抑えられるのです。しかし、小規模ネットストア事業者はそう簡単ではありません。大手販売店であれば100台や200台程度は何てことありませんが、30台?50台?といったところが無難ではないでしょうか。資金力の問題もあると思いますが、それよりも「売れなかったらどうしよう」の不安のほうが大きいのではないかと思うからです。

初回仕入は不安なものです。なので、初回は可能な限り少なくしなければなりません。しかし、生産工場にも限度があります。生産工場は機械ロスを発生させないようにしますので、どこかで妥協点を探さなくてはなりません。その妥協点が見つからないのであれば、100歩譲って、買い手である我々が妥協しましょう。もちろん可能な範囲でです。初めは仕入れ価格が高くても生産数量を抑えるべきだと思います。

妥協した分は、販売数で取り戻しましょう。そう、実績を作るしかありません。販売数が増えると、生産数も多くなります。その際に仕入れ価格の交渉を再度するようにしましょう。実績も信用の内です。信用が得られれば、多少の無茶も聞いてくれると思います。

投稿者: 槻の木

管理人の金﨑欣之(かねざき よしゆき)です。 長年、家具雑貨の輸入販売業に携わり、現在はオリジナル商品を扱いたいネットストア事業者様向けのコンサルタントをしています。